株式会社リクリエ様(福岡県)
SaaS事業
補助金申請のきっかけ
株式会社リクリエ様は、代表取締役の中西様が2015年に個人で民泊ビジネスの運用を検証開始し、空き家の活用や人口減少による地域の衰退を課題と感じ、その課題解決のため民泊の運用代行事業を法人化し、2016年に設立した企業です。「限りある資産を再生し新たな価値を創出する」を企業理念に掲げ、主に九州のホテルを中心としたホテル運営事業を展開しています。
2018 年には省人化運営ホテル事業(グランドベースシリーズ)を開始するなど顕著な成⾧を実現しています。
しかし、新型コロナウィルスの影響による国内旅行者の減少や外国人旅行者のインバウンド需要の減少などにより、ホテル運営代行を行う当社の2020年の売上げは前年から大きく減少してしまいました。
そこで、これまで培った民泊・ホテル運営ノウハウと自社のシステム開発力の強みを活かして、ホテル業務基幹システムを開発し、ホテル運営事業者様に対するクラウドサービスの提供に乗り出すため補助金を申請することとしました。
補助事業の概要と補助金の使い道
新たに提供するクラウドサービスは、「3つのM(ムダ・ムリ・ムラ)」を解消し、オーナーの売上管理から清掃・備品管理・顧客対応などのマルチタスク管理、ゲストの予約・キャッシュレス決済まで基幹業務オペレーション改善のためのサービスです。従業員が複数の異なる業務をこなすためのマルチタスク支援機能を有しているため、施設全体でみて必要人員数の最適化など、省人化に悩むホテル運営事業者様に最適“解”を提供します。
上記サービス提供のため、補助金を活用して「ホテル業務基幹システム」を新たに開発します。
新規事業に活かせる当社の強みは、①創業以来培って来たムリ・ムダ・ムラを削減する民泊・ホテル運営のノウハウ、②省人チェックインシステム「Tabic」の開発実績があり、社内にホテル運営に精通するエンジニアが複数名いるため、外注先に丸投げでなく、自社主導でシステム開発が可能なこと、です。
コロナ禍で新たに生まれた非接触・非対面などの新たな需要や、アフターコロナでのインバウンド需要の復活に対応するため、省人化や多言語化対応などホテル運営の高度化に着目しクラウドサービスを提供する「ホテルまるごとSaaS事業」に新たに取り組みます。
代表:中西 孝行 様
リクリエは宿泊施設の運営における業務の効率化を磨き続けて省人化でも運営できるスキームを構築してきました。そのノウハウをより多くの施設様にも提供したく、去年からそのノウハウをもとにシステムを構築して外販をしてきました。
今回、新たに「ホテル業務基幹システム」を開発し、新たなクラウドサービスとして「ホテルまるごとSaas事業」を進めるにあたり、補助金の活用による資金調達を考えていたところ、YKフューチャーコンサルティング様をご紹介頂き事業再構築の説明から申請まで全てサポートして頂き、採択を受けることが出来ました。