長谷川木材店様
補助金申請のきっかけ
長谷川木材店様は、創業が昭和46年、中国山地に囲まれた広島県庄原市に本社を構える建設・木材業者で、林業事業、住宅事業、不動産事業を行われています。現在の林業事業では自社林も保有し、木材の生産等を行い、地元に根付いた企業として50年以上の長きにわたって地域の建設ニーズに応えるとともに、高品質な木材の供給をし、地域社会に貢献してきました。
2023年、国が花粉発生源のスギ人工林を10年以内に約2割減少させることを発表し、スギの伐採を進めるとともに、住宅分野でのスギ材製品への転換促進を掲げており、スギ材の需要増加が見込まれています。しかし、長谷川木材店様がこの需要増加に対応するためには、生産プロセスの見直しによる生産性向上が課題でした。そこで本課題解決に寄与する最新の高性能林業機械を導入のため、補助金申請を決意されました。
補助事業の概要と補助金の使い道
補助事業では、新たにコントローラ付きウインチロボ(スイングヤーダ)とアタッチメント機能付きの最新のICT重機を導入され、補助金を活用されます。これにより、ボトルネック工程となっていた木寄せ集材工程や、複数の重機で行っていた工程が1台の重機で行えるようになり、生産性および安全性が大幅に向上します。そして、公有林・国有林のスギ人工林等へ伐採範囲拡大を行い、生産量を増加させ、安定供給体制の強化に取組み需要増加に対応されていく予定です。
このような生産プロセスの機械化により、生産性向上だけでなく、安全性や操作性の向上も図れ、人手不足に悩まれる林業業界において、女性や若年層雇用に繋げ、林業の発展に貢献されることも目指されています。
代表取締役:長谷川 智久 様
当社が新たな事業展開を模索する中、ものづくり補助金の活用を検討し、YKフューチャーコンサルティングさんにお世話になりました。初めての補助金申請で戸惑っていた私たちにとって、的確で親身なサポートは非常に心強く、無事採択されました。事業の方向性や展開について、何度も通話やチャットにて深堀りをし、ビジネスの可能性を広げる手助けをしていただきました。また、申請書の作成方法や提出の仕方までの一連のプロセスも迅速かつ丁寧に教えていただき、申請までの全体像がわかり、スムーズな進行が可能でした。今後も新たな挑戦においては、是非ともお世話になりたいと考えております。