株式会社ワカバハウス様
補助金申請のきっかけ
1982年創業のワカバハウス様は、「人の役に立ち、人に喜ばれる仕事をする企業」として、事業を通じて「子どもたちによりよい環境を残せる家づくり」を理念とし、「住む人の健康と命を守る住まい」を40年に渡り提供し続ける事業者です。新築木造戸建て注文住宅の土地選定から設計、施工、アフターフォローまでお客様と寄り添いながら作り上げるスタイルで事業を展開しています。新型コロナ感染症の流行に端を発した外出自粛によりモデルハウスへの集客が激減、あわせて住宅購買意欲も減退、さらに原油価格・物価高騰等の経済環境の変化の影響により建設資材価格が高騰し、同社の注文住宅販売にも悪影響を及ぼし始めていました。そこで新たに同社の強みを生かした環境自動制御住宅の規格住宅販売事業に新規参入すべく補助金活用を検討されました。
補助事業の概要と補助金の使い道
今回取り組む事業は、国のグリーン成長戦略の重点分野の1つであるZEH(ゼロエネルギーハウス)住宅の普及と、全棟HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の設置という目標に資する取り組みです。この目標をご存じない方も多く、補助金を活用して基準を満たすモデルハウスを建築し、宿泊体験を通して「住み心地」を体感していただきます。最新設備を兼ね備えていますが、規格住宅にすることでリーズナブルな価格での販売を実現し、性能面でも価格面でも競争優位が期待できます。長年培ってきたZEHビルダーとしての建築ノウハウと施工事業者・最新型HEMS開発事業者との事業連携によって実現できる当社ならではのサービスです。
代表取締役:中山 和彦 様
新たな事業展開を検討していたところ、知人より経営コンサルティングのプロとして河村代表をご紹介いただきました。事業再構築補助金には第1回で採択されたのですが、事業環境が大きく変わり、採択された事業計画での再構築が難しい状況となり辞退しました。新たな事業計画での再挑戦となるため、補助金の申請がより困難になるのではないかと考え、専門家への依頼を決めました。
コロナ禍で対面の機会がなく、メインの担当者が大阪ということで、不安はありましたが、オンライン会議システムZoomを使ったヒアリングのほか、LINEやメールを使って密に連絡を取り合うことで、不安は解消されていきました。
事業計画について話したり、資料を準備したりすることはできても、日々の業務を行いながら15枚の事業計画書にまとめることは難しいものです。補助金申請の経験を持つ専門家に舵を取ってもらい、短期間で計画書を仕上げることができたのは大変助かりました。
無事、採択を受けることができましたので、2050年カーボンニュートラル実現の一翼を担えるよう、全社一丸となって事業計画を実行してまいります。ありがとうございました。