株式会社KR
補助金申請のきっかけ
平成26年創業のKR様は、「伝統とテクノロジーを融合させた未来のビニルハウスを提案」の企業理念に掲げ、ビニルハウスの施工・販売、農業を営む事業者です。 新型コロナ感染症の流行に端を発した営業自粛やインバウンド需要の減退により飲食店の業績が悪化する中、主要顧客の農家に対する飲食店からの受注減が深刻となり、同社のビニルハウス販売にも悪影響を及ぼし始めていました。そこで新たに同社の強みを生かした農作物の加工・販売を軸としたビジネスモデルへと舵を切るべく補助金活用を検討されました。
補助事業の概要と補助金の使い道
本事業では、地元の農家に対して小口多品種に対応した精米サービスを提供することで小規模農家によるブランド米開発を支援します。同時にブランド米の小売販売にも着手する予定であり、小口パックや多品種食べ比べセットなどユニークな提供方法が検討されています。このような新しい提供方法では、消費者は色々なブランド米を試すことができ、地域ブランドにとっても認知されやすい環境が整うことから、大手有利であった従来のブランド米市場に対して、小規模農家の参入が促され収益拡大に寄与することが期待されます。さらに、製造工程で生まれる籾殻を廃棄せずにバイオマス肥料へと加工されるため、無駄を排除しながら環境にも優しいビジネスモデルです。
代表取締役: 茅場 公輔 様
前回のものづくり補助金の際に大変、親切にご対応いただいたことから、今回のご依頼先もYKフューチャーコンサルティング様一択でした。とはいえ、最初から計画がすべて固まっていたわけではなく、朧げな状態からのスタートでしたので新規事業のコンセプトを固めるためのコンサルティングもセットとなったご支援となりました。代表の河村様が新規事業の立ち上げのプロフェッショナルということもあり、生まれてきた数々のアイデアを結び付けながらビジネスモデルとして昇華するまでの一連の流れは短期間で非常にスムーズに進みました。コンサルタントというと指導を受けるという印象を持つ方も多いと思いますが、河村様の場合は常に私自身の考えを重視しながら、私が納得できる正しい方向性や解釈の提供を試みてくださる点がとても印象的でした。第三者として冷静な視点で多くの知見を与えてもらいながらも、自分で考え抜いたという実感がしっかりと持てたことが大きな自信と満足感に繋がっています。補助金申請だけでなく、新規事業や起業をお考えの方にもYKフューチャーコンサルティング様をお勧めします。